電気と保安 2020年 冬季号 Vol.280 東北電気保安協会
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恐山※弊協会では、むつ市の施設33箇所の電気設備を点検させていただいております。むつ市の夜景田名部まつり(写真提供)むつ市観光戦略課、むつ商工会議所21下北地方の政治、経済、流通の中心地として成長してきた田名部町と、海軍水雷団が設置され、戦後の軍解体を経て自衛隊の基地として発展を遂げた大湊町は、下北地方の中核都市として人口10万人の田園工業都市を目指し、昭和34年9月1日に「大湊田名部市」として合併、翌年の8月1日に全国初のひらがなの市「むつ市」に改称しました。さらに、平成17年3月14日には、ホタテ養殖等の漁業を中心としたまちづくりを進めてきた川内町、室町時代から続いているヒバ材搬出等の林業及びイカを中心とした漁業等によりまちづくりを進めてきた大畑町、鱈をはじめとした漁業と北限のニホンザルや風光明媚な自然を活かした観光によりまちづくりを進めてきた脇野沢村が合併し、新「むつ市」としてスタートを切りました。日本三大霊場 恐山日本三大霊場の一つに数えられる恐山は、貞観4年(862年)に円仁(慈覚大師)によって開山され、天台宗の修験道場として栄えました。蠣かき崎ざきの乱により廃寺となりましたが、享禄3年(1530年)に再興されました。風車がカラカラとまわり荒々しい岩場の間から硫黄の臭いが立ちこめる様子は、「地獄」を、美しい白砂の浜は「極楽」を連想させます。釜臥山展望台からのむつ市内の夜景が、華麗なアゲハチョウのようにくっきりと浮かび上がります。本州最北端の国定公園「下北半島」をロマンチックに彩る見事な夜景で、東北地方随一の夜景と賞されます。日中であれば展望台からさらに10数分ほど遊歩道を登れば、頂上(878m)からの絶景もお楽しみいただけます。釜臥山展望台は、5月下旬(ただし、開設日が雪の状況により遅れる場合があります)から11月3日まで、時間は午前8時30分から午後9時30分まで利用できます。東北の夏祭りのフィナーレを飾るのが、下北最大規模の田名部まつり(田名部神社例大祭)です。 8月18日から20日の3日間、市内に繰り出す豪華絢爛な5台の山車、京都祇園祭の流れを汲む哀調を帯びた祇園囃子。最終日20日深夜には、5台の山車が一堂に会して樽酒を酌み交わし、来年の再会を誓う「五車別れ」でクライマックスを迎えます。観光交流センター「北の防人大湊 安あん渡ど館かん」のカフェテリア等むつ市内の各飲食店で「大湊海自カレー」「大湊海軍コロッケ」「大湊Sora空っ!」が提供されています。また、特産品・特産物としてツヤツヤ、モチモチ、冷めてもおいしいお米「ほっかりん」のほか、ほくほくあま~い!栄養たっぷりで美容にもとても効果的な「アピオス」、脇野沢を代表する魚「マダラ」、栄養価も高い「焼き干し」、陸奥湾産の海の幸「ほたて貝」、高級白身魚の代表格として刺身や寿司ネタとして用いられている関根浜産の「ヒラメ」、干しナマコの加工生産などで知られ、川内地区で水揚げされている「ナマコ」、近年人気の高まっている、引き締まった身、程よい脂の乗りと鮮やかな肉色、国内でも珍しい海中養殖されている「海峡サーモン」を是非一度ご賞味ください。光のアゲハチョウ(釜かま臥ふせ山やま展望台)田名部神社例大祭(田名部まつり)大湊海自カレー、大湊海軍コロッケなどむつ事業所(青森県)◎青森県むつ市■交通手段/[JR利用]JR大湊線「下北駅」より徒歩で約25分  [自動車利用]下田百石ICから約110分■問い合わせ先/むつ市観光戦略課、シティプロモーション推進課 ☎0175-22-1111        URL:http://www.city.mutsu.lg.jp/index.cfm/1,html『笑顔かがやく 希望のまち むつ』むつ市

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