電気と保安 2019年 夏季号 Vol.278 東北電気保安協会
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八戸市北インター工業団地に立地するしみず食品さまの本社・工場2   昔のことを知っている地元の人は「しみずの餅屋」というイメージが強く残っているようです。   ちょうど昭和55年ごろに八食センター(郊外型食品市場)が誕生しました。その時、しみず食品も販売店を構えようということになり、おみやげ品としての商品に着目し、そこから一気に商品展開も増えてお菓子屋として成長していきました。渡邉:この商売でそれなりにやっていけるのではという転機まで創業から28年です。しかし、そこに留まらずに次を狙っていくという探求心初は、赤飯やおこわなどを作り、仕出し屋の下請けのようなことをやっていたのですが、中古の機械を調達して、数も作れるようになっていきます。今季号のお客さま渡邉:昭和26年(1951年)創業とお聞きしていますが、創業からの沿革について教えてください。田中:戦後間もない八戸で、創業者清水周二が家の一部を作業場にして最中の皮を作り行商で売り歩いたのが始まりです。   その後、いろいろな苦労の末にようやく小さい工場を建てるところまで来ました。これが昭和54年です。このときに現社長が、これから先は行商だけでは食っていけないから、スーパーなどで商売をしないといけないと考え、きちんと社名と屋号を付けようとなり、社名を「しみず食品」、社名の前に「周」という屋号を付けました。前後して、最中の皮作りから餅も作るようになっていました。最しみず食品株式会社専務取締役田中寿一さま 青森県八戸市に、創業以来お菓子づくり一筋に歩んできた食品製造・卸・販売の会社があります。沿岸に立地していたため、東日本大震災では壊滅的な被害を受け、何もかも失った中で、品質衛生管理面で世界基準の認証取得を果たすなど、努力に努力を重ね、世界市場に進出するまでに成長してきました。 本日は、しみず食品株式会社 田中寿一専務取締役をお訪ねし、弊協会専務理事 渡邉誠がお話しをうかがいました。東北電気保安協会専務理事渡邉 誠最中からお餅、そしてどらやきへ青森県八戸市 しみず食品株式会社さま

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