電気と保安 2019年 春季号 Vol.277 東北電気保安協会
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創2生本社全景本社社屋健康経営優良法人2019に認定されましたせください。 ひと言で言うと「オールライスメーカー®」です。主食用の上米・炊飯米・無洗米から、酒造用・味噌用・米菓用・ビール用など加工原料米に至るまで、すべての米穀を取扱っています。主食用の米だけを扱う会社はたくさんありますが、当社はあらゆる用途の米をすべて主力として扱っています。しかもボン・リー宮城はお米の炊飯会社で、酢飯、シャリ玉、おにぎりなどのご飯の加工品も取扱っています。 お米というのは、産地でつくって全国各地の消費地にお届けするものです。その産地の一番近いところにいて、生産現場から全国に発信するというのが私たちの仕事です。当社の経営理念は「生産者の思いを形にし、お客さまとの信頼の輪で、地域社会の発展に貢献します」と掲げています。最近、大崎の農業の数百年の取組みが世界農業遺産として認定されましたが、米はこれからも日本の文化であり、これからも私たちの仕事でそれを未来につなげていくことが役割と考えています。ナカリ株式会社代表取締役社長中村 信一郎さま今季号のお客さま宮城県加美町創業以来100年近くの歴史を持つ米穀業の会社が、米どころ大崎耕土が広がる宮城県加美町にあります。品質の格差を出しにくいとされる業界の中で、品質の良さで全国の取引先から大きな信頼を寄せられています。本日はナカリ株式会社 中村 信一郎社長をお訪ねし、弊協会古川事業所長 加藤 忠良がお話をうかがいました。東北電気保安協会古川事業所長加藤 忠良栄養たっぷり!美味しい!金芽米業100年近い、歴史を持つ米穀業─ ナカリ様の創業からの沿革について教えてください。 大正12年(1923)、初代中村利三郎がお米や雑穀などの集荷を始めたのが創業です。ただ開戦直後の昭和17年(1942)に食糧管理法が制定され、米は統制下に置かれたことから昭和25年まで別の仕事にあたり、昭和26年に2代目が米穀業を再開させました。昭和31年株式会社とし、昭和30年代後半には米菓・味噌・焼酎などに使われる加工用の米も扱うようになり、そこから今まで業績を上げてきました。小売業の「タカラ米穀株式会社」、炊飯を行う「ボン・リー宮城株式会社」というグループ会社も設立して今に至っています。産者の米づくりの思いを引き継いで─ 事業の特徴と会社の基本的な考えについてお聞かナカリ株式会社 さま

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