※１ 現在商品化されている製品のうち、エネルギー消費効率が最も優れているものの性能に加え、技術開発の将来の見通し等を勘案して目標となる省エネ基準を定める制度。変圧器でも用途が特殊なものは対象から除外されているものもある。※２ トップランナー制度に定めるエネルギー消費効率目標基準値を達成した変圧器。※３ 2005年以前の変圧器を100とした場合。（一般財団法人省エネルギーセンター発行「省エネルギー手帳」を参照）※４ エネルギー消費効率及び油入変圧器損失比較は、一般財団法人省エネルギーセンター発行「省エネルギー手帳」を基に算出。削減電気料金は、単価を15円/kWhとして計算。株式会社オイカワ製作所さま更新した変圧器1株式会社オイカワ製作所さまは、岩手県花巻市にて精密板金部品加工や三次元ＣＡＤの導入による板金設計などを行っており、昨年で創業70周年を迎えました。1983年に岩手県内で初のレーザ加工機を導入し、これまで精密板金製品技能フェアで金賞など、数々の賞を受賞されています。今回は、変圧器を交換したことにより、電気事故防止とともに、省エネルギーにつながった事例についてご紹介します。変圧器は、2006年（油入変圧器の場合）に「エネルギーの使用の合理化等に関する法律（省エネ法）」に定めるトップランナー制度※1の対象機器に指定され、エネルギー消費効率の改善が図られてきました。現在販売されている変圧器は、「トップランナー変圧器」※2と呼ばれており、トップランナー変圧器でないものと比べてエネルギーロス（損失）が少ない省エネ性能に優れたものとなっています。（図１）お客さまが使用中の変圧器が、更新推奨時期（日本電機工業会推奨の製造後20年）を経過しており、このまま老朽化がすすむと変圧器の故障による停電事故などにより、生産活動に支障をきたすおそれがあることから、更新を提案しました。お客さまに提案内容をご理解いただき、使用中の変圧器３台（電灯用１台、動力用２台）すべてを更新していただきました。変圧器の更新により、安全・安心に電気を使用できることに加え、省エネルギーによる電気料金の削減につながることが期待されています。（図２）変圧器の更新により、突然の故障による停電等の不安をなくすだけでなく、エネルギーロス（損失）の低減で電気料金の削減にもつながります。弊協会では、更新推奨時期を過ぎた変圧器を設置されているお客さまに対し、省エネ性能に優れた「トップランナー変圧器」への更新をお勧めしております。ご不明な点がございましたら、弊協会担当者にお気軽にご相談ください。変圧器の容量（kVA）5020020050200200更新前更新後電力損失（W）削減電気使用量（kWh/年）削減電気料金（円／年）3011,4671,46717886686611,600174,000１ 変圧器と省エネルギー２ 更新の提案３ 変圧器の更新４ まとめ図２ 省エネルギー効果試算※4種類電灯用動力用動力用電灯用動力用動力用図１ エネルギー消費効率の改善状況※3トップランナー変圧器による省エネ～「株式会社 オイカワ製作所」さまの省エネ事例のご紹介～
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