図３ 短時間耐電流 試験変圧器〔参考文献〕日本工業規格「JISC8480キャビネット形分電盤」図４ 短時間耐電流波形例11レーカーを含む場合は遮断するまで」流します。今回の試験では、試験用変圧器（2,000［Ａ］）と電圧調整器（０～260［Ｖ］、500［Ａ］）を使用し、分電盤に定格短時間耐電流の5,000［Ａ］を流しました。5,000［Ａ］は、試験したブレーカー定格電流の40倍に相当します。5,000［Ａ］もの大電流を扱うため、試験に用いる電線類は極力抵抗の小さいものを使用しなければならず、太い電線を極力短距離で配線したり、銅バーなども使って試験を実施することができました。分電盤通電部試験変圧器ご紹介した試験は、製品として出荷される分電盤等が関係する規格の要求事項を満足していることを証明する目的があり、今回は、いずれの試験もJIS C8480 に規定するそれぞれの試験の要求事項を満たしていることを確認しました。また、試験の実施にあたっては、製造工場に出向くか総合技術センターへ持込んで実施させていただいており、弊協会管轄区域を問わず要請に応じて実施しております。総合技術センターでは、各種規格に応じた試験のほか、弊協会各事業所を通じて様々な現地試験の技術支援を行っておりますので、電気設備の試験や電気設備に関することでお困りのことがありましたら、お近くの弊協会事業所又はホームページにお問い合わせください。電流実効値5,000［A］最大波高値電流実効値1.5倍（以下）３ 短時間耐電流試験短時間耐電流試験は、大きな過電流を規定時間流したときの母線構造強度と、分電盤の主幹ブレーカーが過電流を遮断したときに発生する遮断ガスの圧力に対する分電盤構造の強度を検証する目的で行われます。分電盤の「短時間耐電流試験」は、母線に対し定格短時間耐電流を「ブレーカーを含まない場合 0.2秒」、「ブ
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