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④最悪のケースでは差込みプラグより発火に至ります。③プラグの刃の間に微小②ホコリに湿気が付着す①コンセントに差し込んだプラグにホコリが溜まります。微小な放電が繰り返し発生することで表面に炭化経路、すなわちトラックが形成されます。トラッキング防止カバー14長期間コンセントにプラグを差し込んだままにしていると、トラッキング現象により最悪の場合発火することがあります。今回は、トラッキング現象とその防止についてご紹介いたします。● コンセントから差込プラグを抜いて、乾いた雑巾で拭き取りましょう。● コンセントや差込プラグが変色していたらトラッキング現象が進んで火災のおそれがある状況です。電気工事店に相談して、新しいコンセントと差込プラグに交換しましょう。● 近年は、トラッキング防止用のカバーが販売されています。このカバーは、トラッキングの元になるホコリを入りにくくします。タンスや冷蔵庫の裏側にあるコンセントを使用するときは、トラッキング防止カバーの取付けをお勧めします。差込みプラグにホコリがたまっている。プラグのホコリに湿気が付着する。微小な放電が繰り返し発生する。トラッキング現象のメカニズムタンスや冷蔵庫などの裏にある、コンセントに長期間差し込んだままのプラグにホコリが溜まっていることがあります。このホコリが湿気を吸い、差込プラグの刃の間で微弱な電流が流れて、長い間に炭化し過熱して発火することがあります。これを“トラッキング現象”といいます。トラッキング現象の防止について秋の天気の良い日、タンスや冷蔵庫などの裏にある差込プラグを抜いて掃除してみませんかる。な放電が発生。発火する。トラッキング現象とその防止について

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