電気と保安 2018年 夏季号 Vol.274 東北電気保安協会
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伊達鶏麻婆伊達鶏ソフトカルパス厚生行事での集合写真5ます。また、東京オリンピックに向けてさらにより細かく安全性・安心感というものを担保する検査体制、設備や記録などがここ数年、求められてきています。   基本的には、HACCP(ハサップ)対応をしなさいということです。ただ私たちに関しては基本的にケンタッキー認定を受けています。ケンタッキーというのは非常に厳しくて、言ってみればハサップよりも厳しいチェック体制があるので、そこの認証を取っているという時点でお客さまも納得していただけます。   鶏肉の品質という点では、伊達鶏の特徴は自然のおいしさ、本来のおいしさということですので、鶏の強さ・免疫力を高め、鶏自体に強くなってもらうということです。伊達鶏は鶏そのものを強くすることで病気を抑えようという考え方です。山下:食品の新商品開発などは、どういう試みをしていますか?開発プロセスの過程でご苦労とか工夫をされていることがあれば教えてください。清水:当社は加工場もあるので、そこでお客さまご要望のレシピを再現してみるというかたちが多いです。その他に当社が独自で考えた加工商品や食べ方の提案というのもしているのですが、それは開発室と営業が集まって月に1回、アイデアを持ち寄り工夫しながら開発しています。   「伊達鶏麻婆」は人気商品となり、「伊達鶏ソフトカルパス」というサラミ風のものは「ふくしまおいしい大賞」という、福島を代表するお土産品・加工品で取り上げてもらって賞をいただきました。山下:企業として新入社員に研修みたいなことや環境整備や福利厚生などのことで力を入れていることはありますか。清水:新入社員研修では、毎年東京のお客さま回りをして、お客さまに顔を見せて直接関わりを持つ機会を設けることで、私たちの仕事というのはこういう人たちに囲まれてやっているんだ、という意識を持ってもらうようにしています。また、レクレーションなどで楽しく仕事をしてもらうような環境づくりを心がけています。山下:私どもはいかに電気の安全を確保して、お客さまに信頼していただくかということが大事だと思っています。御社では食の安全や、おいしい鶏というところがお客さまの信頼につながると思います。私どももそうしたことを重視して仕事をしてまいりたいと思います。清水:東日本大震災の時に、こんなに電気が大事なものかとつくづく思いました。電気がついた時の感動と安心感は、ほんとうにありがたかったです。もちろん現在も、いろいろな点でお世話になっています。山下:停電が思ったより早く直ったとか、工場生産の影響が最小で済んだとか、お礼の言葉をいただくのは私たち従業員にとって一番の喜びです。   電気を安全に使っていただくためのセミナーも工場に出向いて対応させていただきますので、引き続き何なりとご要望をお知らせいただければと思います。清水:設備の改善、補修管理も含めて、ぜひ今後と山下:本日は、ブランド鶏である伊達鶏について弛まぬ取組みを続けている御社のお話を聞かせていだき、たいへんありがとうございました。もご指導いただければと思います。信頼につながる取組みを続けて

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