電気と保安 2018年 夏季号 Vol.274 東北電気保安協会
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青森県消防学校さまセミナー実施風景(DVD視聴)セミナー実施風景12 青森県消防学校さまは、県内各市町村や消防事務組合に勤務する消防職員及び消防団員に対し、社会情勢の変化及び消防に係る技術の発展に的確に対応するために、県民から期待される水準を満たす消防に関する知識及び技能の習得を図り、その職務を適切公正、安全かつ能率的に業務を遂行できる消防人の育成を図るほか、広く一般県民に対する防災思想の普及を図ることを目標として、初任教育や専科教育など6種類の教育を行なっています。 今回は、専科教育特殊災害科という一週間の研修の1カリキュラムとして、さまざまな特殊災害現場において消防隊等の指揮業務を担当する各消防本部から推薦された30名の方々に対して、電気災害における安全管理をテーマに受講していただきました。ご依頼は、今回が9回目となります。セミナーでは、消防協会発行テキスト「特殊な施設・設備等に対する消防活動」の電気災害を基に進めさせていただきました。その前段の基礎知識として、電気の流れと電気設備について、発電所で作られ送電線及び配電線を経由し工場やスーパー、一般家庭に送り届けられるまでの電気工作物について説明させていただくとともに、高圧(6kV)の受変電設備(キュービクル)の機器の名称や構成、活線からの安全距離や感電事故事例とその防止策について、DVDを視聴し安全確保に対する理解を深めていただきました。また、テキストにある電気災害用資器材も取り上げ、高圧電気回路の活線作業や活線に接近して消防活動を行う場合には、絶縁用として耐電衣を着用することと、その取扱い方法について説明させていただきました。で気をつけたい。などのご感想をいただきました。青森事業所セミナーの内容セミナー受講後の感想●配電線路の仕組みが解り今後の活動に役立つ。●感電事故防止のための保護具の重要性を再認識した。●100Vでも使用方法を誤ると死に至ることもあるの青森県消防学校さま

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