電気と保安 2018年 夏季号 Vol.274 東北電気保安協会
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1 事前に保安協会にご連絡をお願いします。2 事故事例頭部が端子に触れ感電した状況充電中の電線を電線カッターで切断した現場感電箇所11 電気はあらゆる社会活動にとって大切なエネルギーですが、その取扱いを誤ると取り返しのつかない事故が発生します。電気事故(感電・アーク火傷)及び関係法令違反等を未然に防止するため、次の場合については、事前に弊協会へご連絡いただきますようお願いいたします。【ご連絡をいただく事項】⑴お客さま又は工事関係者が高圧受電設備(キュービクル又は電気室)の扉や入口の鍵を使用するときキュービクル及び電気室の鍵には、保安協会専用のキーホルダーを取付けさせていただきます。鍵は、適切に管理されますようお願いいたします。⑵高圧機器を増設又は減設する工事を計画したとき⑶発電所及び非常予備発電装置に係る工事を計画したとき⑷樹木の伐採等で構内の電柱や電線に近接する作業を行うとき⑸キュービクル又は電気室の低圧盤にブレーカー等を取付ける工事を計画したとき⑹低圧分電盤のブレーカーの交換や配線等の変更に係る工事を計画したとき被災者は、低圧ブレーカーの交換工事を実施した際、停電をしないまま、金属製の電線カッターで電線を切断したことにより感電死亡した。(上記1−⑹の事例)①高圧機器銘板確認中の感電負傷事故(H29.10発生)被災者は、PCB含有機器の銘板を確認するため身体をキュービクル内に入れたとき、計器用変流器端子に頭部が触れ感電負傷した。(上記1−⑴の事例)②電気工事作業員の方の感電死亡事故(H26.7発生)電気事故防止に関するお客さまへのお願い

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