電気と保安 2018年 春季号 Vol.273 東北電気保安協会
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さ基感3ギョギョッと楽しいさかなクンコーナーいつも子どもたちの笑顔があふれる「久慈の海水槽」北限の海女の実演南部もぐりの実演どん底から支えていただいた多くの皆さん、地元の皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいでした。 そこでこの新しい「もぐらんぴあ」は、久慈という地域に密着して、地域の魅力を伝えられる水族館になろうというコンセプトでオープンしました。海の魚だけではなくて、久慈の文化も紹介していこうということで、南部もぐりや海女の素潜りの実演も新しく取入れました。これからも、より地域に根差した水族館となるよう、一番大きな水槽を久慈の海水槽にすることを含めて、魚とレイアウトの変更も検討しています。そして被災の状況と教訓を伝えていくこともまた、私たちの役割と考えています。 弊協会も、これまで以上に「もぐらんぴあ」さまの営業の基盤となっている電気設備について、いっそう安全安心で、またムダのない使い方のお手伝いができるよう力を尽くしていきたいと思います。本日は「もぐらんぴあ」さまの貴重なお話をうかがうことができました。たいへんありがとうございました。たが。 そうです、魚類学者・タレントのさかなクンには震災のずっと前からいろいろと応援していただいていました。震災の時にもすぐ駆けつけていただき、「まちなか水族館」の開業についても10回以上も自費で久慈まで来てもらい、展示の魚もすべて無償でご自分の魚を提供していただいたんです。自主的に応援団長になっていただいて、イベントなどもいろいろ盛り上げていただきました。「まちなか水族館」がなんとか営業できたのは、さかなクンと久慈市の皆さんのおかげです。現在も変わらずにおつきあいをさせていただいています。平成25年4月からは連続テレビ小説「あまちゃん」の放送、その後も三陸鉄道さんの全線復旧などもあり、多くのお客さまにご来館いただくようになりました。もともと緊急雇用事業なので当然ながら「平成23年度だけですよ」と言われていましたが、結局5年間も継続させていただき、平成28年3月31日に期限が来て閉館となりました。この間、約31万人の方に来館していただいたことになります。盤となる電気設備をさらに見つめて─ 節電の取り組みなど、私どもでお手伝いできることがありましたら、いつでもご相談ください。 年間の電気の使い方などはデマンド監視システムが非常に役にたっています。電灯やエアコンの使い方以外にもいろいろ注意すべきことがあると教えていただきました。今後は、開業以来の経過を見ながら具体的にどこを改善していったらいいか、ぜひご指導いただきたいと思っています。かなクンの応援で営業も順調に─ さかなクンと深いおつきあいであると聞きまし謝の気持ちで地元の魅力を発信─再オープンに際して変化したことはありましたか。 ほんとうに多くの皆さんの支えにより、盛り上げていただいたことが、平成28年4月「もぐらんぴあ」の再オープンにつながりました。何もない多くの人への感謝の気持ちをこめて久慈の魅力を伝える地下水族科学館

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