電気と保安 2017年 秋季号 Vol.271 東北電気保安協会
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東東※小動物の接触による停電事故は、弊協会のお客さまで年間約130件発生しています。何か兆候があったり、不安なことがあったら、遠慮しないでお申し出いただければ防げたかもしれない事例を紹介します。とある暑い夏の早朝5時30分に、「簡易宿舎兼事務所のお客さまから停電していると連絡があった」と受付当番から出動連絡を受け、直ちに弊協会事業所に出動し、同じく出動連絡を受けた後輩1名と車両・工具の準備をしてお客さまのところに向かいました。6時30分にお客さまに到着すると、宿舎の中では多くの宿泊の方々が起きておられ、現場は不安等で騒然となっていました。管理人さんに状況を確認したところ、5時20分頃に電気が一斉に使えなくなり朝ごはんが出せず、宿泊の方々も身支度を整えることもできない状況でパニックになっているとのことでした。早速、原因を調査するため、キュービクル内の目視点検から開始しました。調査開始してまもなく、後輩が何かを見つけて「先輩、変圧器の上に何かいます」と叫び、変圧器の上を指差しています。よく見ると、変圧器の上にねずみの死骸がありました。変圧器の1次側高圧端子部にねずみのものと思われる体毛が付着しており、ねずみの体にも感電の痕跡があったことから、1次側高圧端子部にねずみが触れて感電し、停電に至ったものと推定されます。停電の原因は判明したものの、ねずみの侵入経路が不明であることから、同様の事故がまた起きないようにするためお客さまから了解をいただき、引き続き侵入経路の調査を行いました。調査の結果、キュービクル低圧幹線の引き出し口のコーキング材が気温により変形し、ねずみが侵入可能な隙間ができていました。侵入経路が判明したことから、隙間を簡易手直しにより塞ぎ7時00分に復電しました。その後、お客さまに開口部処理の提案をし、後日、ご依頼をいただき修繕作業を行いました。「まさかねずみが電気を止めるとは思いも寄りませんでした。最近、宿舎内で害をもたらしていただけに、キュービクル内にも影響を与えてしまったことに驚いています。点検時に協会検査員に相談していればと悔やんでいます」とのお言葉をいただきました。今回の事故では、コーキング材が高温により変形していたことから、気温など環境の変化に伴い設備の状況が変化するということを意識し、常に新たな視点で点検しなければいけないと、改めて教えられた事例でした。5原町事業所 瀧川 幸徳〔状況〕〔調査〕〔原因〕ねずみなどの小動物にはご用心!!〔復旧〕〔お客さまの声〕〔まとめ〕検査員の現場報告2

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