電気と保安 2017年 秋季号 Vol.271 東北電気保安協会
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や町谷涌谷町土地改良区さま涌谷町にある上町揚排水機場セミナー実施風景今回ご紹介する涌稲作中心の平坦地区が大部分を占める土地改良区であるため、その取水・排水設計は河川を基本に考えられており、大規模な揚水ポンプ場・排水ポンプ場を中心に施設管理人を配置し、河川の水の取扱いに万全を期した業務がシステム化されております。農業は自然と天候との戦いの連続といわれます。大小合わせて施設総数は60箇所を超え、その運用も地形、気象及び季節により変化するため、施設管理人の方々はその経験と知識を活かして複雑な施設を管理されておられます。今回のセミナーでは、大雨などによる増水時の対応など、昼夜を問わずポンプ設備の操作が必要となる施設管理人の方々を対象に、パンフレット「電気は正しく安全に使用しましょう」「自家用電気工作物からの波及事故を防止しよう」を使用し、電気機器使用時の注意点や漏電の仕組み、高圧電気設備の計画的な更新の必要性についてご説明させていただきました。●雷害対策として、機器を停止し開閉器を開放することで、機器の被害を少なくできることが分かり、今後は確実な対処が可能になった。●誤った電気の使用方法は大怪我につながることが分かった。●停電事故時の対処方法について、再確認することが出来たので今後の業務に活かしたい。などのご感想をいただきました。わくちょう土地改良区さまは、宮城県の北東部に位置し、涌谷町地内、美里町地内及び石巻市地内にまたがる約1,800haの耕地を管理されており、みやぎが誇る代表品種ササニシキ、ひとめぼれの主要産地を擁する土地改良区です。12古川事業所セミナーの内容セミナー受講後の感想涌谷町土地改良区さま

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