電気と保安 2017年 秋季号 Vol.271 東北電気保安協会
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1 電線が垂れ下がっていたり、樹木に接近したりしていませんか?2 キュービクルに劣化や破損等による隙間はありませんか?3 非常用予備発電装置の運転は大丈夫ですか?4 凍結防止用の保温ヒーターは大丈夫ですか? 電線は、垂れ下がっていたり、樹木に近接していると、積雪や強風により断線して停電や漏電、また、感電のおそれがあります。 バインド線の外れ、碍子からの脱落、樹木の接近等は、事故に至る前に早めに改修しましょう。 キュービクルに劣化や破損等による隙間があると、思わぬものが入ってきて停電事故になるおそれがあります。 特に冬期は、雪が吹き込むことがあるほか、変圧器がヒーター代わりとなって、ねずみなどの小動物にとっては心地よい居場所となります。 雪の吹き込みや侵入した小動物の接触で停電事故になると、復旧に長時間を要することもありますので、キュービクルの隙間は、事故に至る前に早めに改修しましょう。 非常用予備発電装置は、停電時に重要な機器に電源を供給する大切な装置です。 冬期は、安定した運転を確保するため、冷却水の保温スイッチや燃料の残量を十分確認しておきましょう。 消火栓ポンプや非常用予備発電装置等の常時起動させないポンプやその配管には、凍結を防止するための保温ヒーターが設置されています。 保温ヒーターのスイッチが入っているか、ヒーターが作動しているか確認しましょう。11保温ヒーター保温スイッチ燃料計冬場に備えた巡視点検のポイント

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