電気と保安 2017年 秋季号 Vol.271 東北電気保安協会
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発生件数4224512341220697計雷1223244合 計1111132641981その他その他鳥獣接触樹木接触火 災公衆の故意・過失作業者の過失塩・ちり・ガス氷 雪風 雨自然劣化保守不完全施工不完全製作不完全311312表1 自家用波及事故発生電気工作物別・原因別発生状況(平成28年度)図4 波及事故件数の推移(原因別)平成28年度の波及事故は13件で、前年度に比べ6件の減少となりました。すべて自家用電気工作物からの波及事故でした。(図4、表1)原因別に見ると、『保守不備』が5件で最も多く、『自然現象』が4件、『故意・過失』が3件、『他物接触』が1件となっています。『保守不備』の5件のうち「保守不完全」が3件で、主任技術者が未選任で電気設備の点検手入れが不十分であった事例が1件、高圧ケーブルの端末部が相間で接触したため短絡事故となったが、電力会社との保護協調がとれず波及事故となった事例が2件です。『自然現象』の4件のすべてが「雷」によるものです。『故意・過失』の3件のうち2件が「作業者の過失」で、年次点検において試験器の電源を別電源から取るべきところ地絡継電器制御装置からとったためPAS内蔵のVTを焼損した事例、及び電気設備の工事のため取付けていた短絡接地器具の取外しを失念したまま受電しようとPASを投入した事例がありました。また、工場の火災により高圧ケーブルが焼損した事例が1件ありました。原因大分類設備不備保守不備原因小分類事故発生電気工作物高圧気中負荷開閉器(PAS)高圧ガス開閉器(PGS)変圧器避雷器計器用変圧器高圧ケーブルその他設備不備保守不備自然現象故意・過失他物接触他1123391(件)31201122149210412135122515103225352351326292410412731221941354312860504030201020年度自然現象故意・過失他物接触103 他社への波及事故

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