電気と保安 2017年 冬季号 Vol.268 東北電気保安協会
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秋田県の人たちに絶大な人気をもつたけや製パンの商品たけや製パン本社工場東北電気保安協会常務理事石岡 修いしいパンが評判になり、少しずつ実績を積み上げ、10年ほど経った頃には秋田の製パン業界に確かな基盤を築くまでにならせていただきました。おかげさまで、現在は売上高約90億円、従業員数650名の会社になりました。今季号のお客さま石岡:沿革によりますと昭和26年、秋田駅前の一角に開いた小さなパン屋さんから「たけや製パン」の歴史は始まったということですね。武藤:そうです。創業者は私の父で、従業員は社長以下3人。機械と名のつくものは中古の電気窯のみという状況でした。創業前も創業してからもたいへんな苦労を重ねたようで、文字通り七転び八起きの人生でした。夜中の0時半に起きて自分でパン生地をこねて仕込みをやり、焼き上げて販売まで働いて睡眠時間は3〜4時間。元旦だけ休んでぶっ通し3年間働き続けたそうです。どうにか、ようやくお株式会社たけや製パン代表取締役社長武藤 真人さま2 秋田県秋田市にある「たけや製パン」さまは、創業時代より「消費者がほしいと思うパンはどんなパンか」「おいしいパンをつくるにはどうしたらいいか」といつも考え、おいしさを追求してきました。時代の価値観や社会の動きを敏感に察知し、技術力や想像力を高める努力を惜しまず、いまや県内を超え全国にその名を知られるメーカーへと成長しました。 本日は、株式会社たけや製パン 武藤真人社長をお訪ねし、弊協会常務理事 石岡修がお話しをうかがいました。全国に知られる地元の製パン会社秋田県秋田市 株式会社たけや製パン さま

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