電気と保安 2016年 秋季号 Vol.267 東北電気保安協会
8/24

+-開閉器〔挿絵提供 ㈱戸上電機製作所〕接続箱でのI-V特性測定の様子 太陽光パネルでの故障箇所診断の様子〔画像提供 日本アビオニクス㈱〕太陽電池モジュール(4ストリング)モジュール温度センサ計測範囲=DC0~10Aストリング電流計測用日射計異常確認時〈ストリングを構成する太陽電池モジュールの配置特定〉ストリングブロッキングダイオードクランプセンサ接続箱パワーコンディショナストリングトレーサ電源:単三乾電池×4ACアダプタ 結果→SDカード計測範囲DC0~700V=DC10AI/V部ブロープ竣工検査定期点検時6弊協会では、太陽光発電設備において、最新の測定診断技術により次のような測定試験を行っています。また、弊協会総合技術センターでは、点検の効率化に向けた点検手法の検証を行っていますので、その内容をご紹介いたします。モジュールの電流値と電圧値の変化を測定します。モジュールへの影の影響や発電不良等をチェックし故障診断を行います。【ストリングトレーサ SPST-A1〔㈱戸上電機製作所〕】この測定装置では、4つの測定モード(移動I-V特性測定、同時I-V特性測定、ストリング電圧/電流測定、電圧テスタ)によりストリング間の相対比較や開放電圧を測定します。モジュールからセル単位までの故障個所を特定し、発電出力低下の原因を見つけます。この装置では、ストリングを構成するモジュールの故障セルの特定、モジュール間配線の断線箇所特定などの診断を行います。モジュールやパワーコンディショナなどの状態温度の変化を確認するため、赤外線サーモグラフィを活用して診断を行います。【サーモショット F30W〔日本アビオニクス㈱〕】この装置は、測定温度範囲が-20~350℃と広く、可視画像と熱画像の同時保存により不具合箇所の解析が行えるようになっています。中継端子箱(接続箱)断路器断路器断路器断路器パワーコンディショナへ送信器〔挿絵提供 ㈱戸上電機製作所〕 受信器太陽光発電設備の最新の測定診断技術と効率化に向けた点検手法の検証のご紹介⑵ 配線などの故障箇所の診断⑶ 熱画像による診断1 太陽光発電設備の最新の測定診断技術⑴ 電流・電圧の特性測定【セルラインチェッカ SPLC-A〔㈱戸上電機製作所〕】

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る