電気と保安 2016年 秋季号 Vol.267 東北電気保安協会
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東ダ2深い緑に囲まれた「湯遊ランドはなわ」夏から秋まで美しい花を咲かせる「ダリア園」他の岩盤浴との違いは、塙町内で採れる2000万年前の貝化石を、マイナスイオンの強いセラミックボールにして敷き詰めていることです。温度は40度に設定しており、ゆっくりと40分~50分温床に横になるだけで全身から汗が出てきて、十分な効果が得られます。 もう一つの特徴は、昨年リニューアルオープンしたダリア園ですね。─ ダリア園は当初からやっていたのですか。 昔はこの辺りはつつじのイメージがありましたが。 塙町では、昔からダリアが生産されていましたが、2001年のうつくしま未来博にダリア園を出展し、翌年にはダリアが町の花として認定され、町ぐるみでダリアを栽培する取組みが行われるようになりました。ダリアは8月~10月までの3か月間見られる花なので、ダリア園として長い期間営業ができるという魅力もあります。ここには約300種類あります。 ダリアはすべて食べられる花で、球根や茎、新芽、花も食材として利用できます。ダリア祭の期間中は「ダリアランチ」として提供しています。株式会社塙町振興公社「湯遊ランドはなわ」事業部長江え面づら 勝久さま今季号のお客さま─ 1998年創業とお聞きしました。どのような経緯でしたか。 塙町は、東京都の練馬区・葛飾区・中野区と防災協定を結んでいます。約20年前のことになりますが、首都圏などからの交流人口を拡大させる場所として、併せて町民の健康福祉の増進にも役立てられるような、宿泊もできる施設が必要ということで誕生しました。おかげさまで、交流が盛んに行われるようになり、震災後も、防災協定を締結している自治体と、共同の防災訓練や炊き出し訓練をここで実施しました。─防災面以外の交流はいかがですか。 たとえば首都圏のお客さま向けの農業体験ですね。塙町内の田畑を使って、植え付けから収穫までの農業体験ツアーを行っています。また、酒造り体験をする「酒作り本舗」という団体があり、塙町の田んぼとその米を使って酒をつくるということをやっています。年に5回のツアーで、仕込みからビン詰めまで体験していただきます。酒蔵は塙町にないので、お隣の矢や祭まつり町まちの方に協力をいただいていますが、この取組みは農業の活性化にもつながってきています。─こちらの施設の特徴はどんなところでしょう。 施設の一番の特徴は、遠赤外線の低温サウナです。福島県の南端、豊かな緑と奥久慈清流の里に、「湯遊ランドはなわ」さまがあります。宿泊・飲食もできる公営の温泉浴施設です。町に産する貝化石を使った低温サウナ、長期間きれいな花を咲かせる「ダリア園」などを軸に、いま地元からはもちろん、県外・首都圏からの誘客も広がっています。本日は、「湯遊ランドはなわ」江面勝久事業部長をお訪ねし、弊協会白河事業所長善方富雄がお話をうかがいました。東北電気保安協会白河事業所長善ぜん方ぽう 富雄福島県塙はなわ町まち 株式会社塙町振興公社 「湯ゆう遊ゆうランドはなわ」 さま京との交流を目指してリアは町の花

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