電気と保安 2016年 秋季号 Vol.267 東北電気保安協会
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1表1 自家用波及事故発生電気工作物別・原因別発生状況(平成27年度)発生件数42245123412207697風氷雷計221合 計火111111112221232641918その他公衆の故意・過失作業者の過失塩・ちり・ガス自然劣化保守不完全施工不完全製作不完全 災51 雪 雨図4 波及事故件数の推移(原因別)14平成27年度の波及事故は19件で、前年度に比べ12件の減少となりました。すべて自家用電気工作物からの波及事故でした。(図4、表1)原因別に見ると、『自然現象』が10件で最も多く、『故意・過失』が4件、『保守不備』が4件、その他1件となっています。『自然現象』の10件のうち「雷」が8件と例年同様多くを占めています。また、「塩、ちり、ガス」が2件発生しています。『故意・過失』の4件のうち1件が「作業者の過失」で、事故点を十分探査せず保護継電器の不良と判断してPASのトリップコイル配線を外してPASを再投入した事例でした。また、2件が「公衆の故意・過失」で、事業所内又は隣地での土木工事中に重機によりPAS等を引き倒したものです。『保守不備』の4件のうち「保守不完全」が2件で、主任技術者が未選任で電気設備の点検手入れが不十分であった事例が1件、電力会社との保護協調がとれず波及事故となった事例が1件です。原因大分類設備不備保守不備原因小分類事故発生電気工作物高圧気中負荷開閉器(PAS)高圧ガス開閉器(PGS)変圧器避雷器計器用変圧器高圧ケーブルケーブルヘッド設備不備保守不備自然現象故意・過失他物接触他111836(件)113123112214921039121354135235131220251531222629194605040302010182010322524104127年度1022112119自然現象故意・過失3 他社への波及事故

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