電気と保安 2016年 秋季号 Vol.267 東北電気保安協会
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発生件数86420764595433565322966422図3 感電等死傷事故件数の推移(被災者別)13平成27年度の感電等死傷事故は4件で、前年度より2件減少しました。被災者別に見ると、作業者によるものが2件、公衆によるものが2件でした。(図3)公衆:作業者以外の者作業者:電気関係の作業に    従事している者99(件)1311101111114121018192021222324252627年度2 感電等死傷事故●感電事故事例:平成27年8月発生被災者(代表取締役)は、自治体から送付されてきたPCB含有機器に関する調査票に回答するため、機器銘板を調査しようと思いキュービクルに向かった。被災者は、電気主任技術者に相談せずキュービクルの扉を開放し、銘板調査を開始したが、銘板の文字が小さく肉眼では読み取れないため、デジカメで撮影しようとして前にせり出したとき、デジカメの先端が高電圧機器(6,600V)に触れ感電負傷した。・キュービクルの鍵は簡単に持ち出せないように、保管場所、管理責任者、持ち出す際のルールを定め、従業員に周知しましょう。・キュービクルの扉を開放する場合は、事前に電気主任技術者(保安協会)に相談し指示を仰ぎましょう。・電気安全についての保安教育を行い、従業員の事故防止に対する意識を高めましょう。感電事故防止のために

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