電気と保安 2016年 夏季号 Vol.266 東北電気保安協会
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平成18年経済産業大臣選定「明日の日本を支える元気なモノ作り中小企業300社」門型マシニングセンタ横中ぐりマシニングセンタ5軸立型マシニングセンタ5加価値の高い仕事を自分たちでしっかりとやるかというのが私たちの生きていく道と思っています。単純な加工の量産はしません。量産というのは、結局価格競争になってしまうからです。山下:工業技術系の企業であれば、一般的に新しい技術や設備を研究開発する部門が別にあると思いますが、組織図上では研究開発部のような部署はなさそうですね。千田:ないです。私たちは「ものを作って、いくら」という生産現場ですから。お客さんから依頼されて、それを技術で実現するというやり方でしかないです。何年もかけて調査するとかというのではなく、ぶっつけ本番。そこが研究とはものすごく違うところです。あくまでも仕事。だから「お客さんが困っているもの、やりたいというところにどう応えるか」というところからしかスタートしないんです。あえて言えば、いつでもスタートできるように日々研鑽を積んでいるということですね。山下:弊協会も、お客さまの困っていること、もっと効率化されたいことなど、さまざまなご要望にお応えすることが、業務の基本と考えています。千田社長のお話をうかがい、あらためて「お客さまに、どう応えていくか」というテーマに向き合っていきたいと思いました。多くの機械や設備機器を扱っている御社ですので、電気の使い方、省エネ・節電の方法などを含めて、弊協会でお役に立てることもあろうかと思います。千田:これからも、いろいろとアドバイスなどよろ山下:本日は、地域に根ざしながら世界レベルの加工技術を持ち、日本の工業技術をけん引するという、御社の言わばものづくり企業のあり方、そして技術者としてのあり方という根本的なテーマについて聞かせていただき、ほんとうにありがとうございました。しくお願いします。お客さまに向き合い、応えていくために

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