電気と保安 2016年 冬季号 Vol.264 東北電気保安協会
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オカムラ食品工業さま第二工場東北電気保安協会常務理事石岡 修2新岡:筋子は食べないですね。ロシアではパンに塩イクラを載せて食べます。それぐらいで、世製品は主に醤油漬けですが、筋子やイクラのおいしさは、実は調味の妙とも言えます。イクラが日本で浸透したのは100年ほど前ですが、それまで日本のサケやマスの卵は全部筋子で、塩漬け筋子を保存食として食べていました。当時は塩しかなかったんですね。醤油漬けのイクラが広まったのは、ここ20年ぐらいでしょうか。それまではイクラも塩だったんです。当社で醤油味を始めたのは1990年頃で、何度も改良しながら作りあげました。醤油漬けの筋子もあまりなかったので、当社が作ってシェアを広げたという経緯があります。石岡:筋子やイクラは欧米では食べないのでしょうか。今季号のお客さま石岡:私はオカムラ食品工業さまの製品である筋子やイクラのような食材は、おいしくて大好きです。食べたときに日本人に生まれて良かったなと思う食材の一つです。イクラは和食に欠かせない彩りとしても使われていますね。新岡:まず筋子とイクラの違いですが、サケなどの卵巣が房状のままのものが筋子、粒状にばらしたものがイクラと呼ばれています。当社の株式会社オカムラ食品工業取締役営業部長新岡 清高さま株式会社オカムラ食品工業第2工場長相馬 俊之さま青森市に本社と工場を持つ「株式会社オカムラ食品工業」さまは、1971年創業の魚卵製品の製造加工を主力とする食品会社です。海外ではあまり食べられていない魚卵を質のいい状態で仕入れ水産資源の有効活用に貢献するとともに、優れた技術力で冷凍・輸送・調味加工し製品化しています。質が良く、本当に味の良いイクラや筋子を完成させることで、食品の新しい価値を作り出しています。本日は、株式会社オカムラ食品工業(代表取締役 岡村恒一さま)の新岡清高取締役営業部長をお訪ねし、弊協会常務理事 石岡修がお話をうかがいました。青森県青森市 株式会社オカムラ食品工業 さま筋子・イクラは日本の味、東北の味

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