電気と保安 2016年 冬季号 Vol.264 東北電気保安協会
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1 キュービクルに劣化や破損等による隙間はありませんか?3 凍結防止用の保温ヒーターは大丈夫ですか?16 キュービクルに劣化や破損等による隙間があると、思わぬものが入ってきて停電事故になるおそれがあります。 特に冬期は、雪が吹き込むことがあるほか、変圧器がヒーター代わりとなって、ねずみなどの小動物にとっては心地よい居場所となります。 雪の吹き込みや侵入した小動物の接触で停電事故になると、復旧に長時間を要することもありますので、キュービクルの隙間は、事故に至る前に早めに改修しましょう。 電線は、垂れ下がっていたり、樹木に接近していると、積雪や強風により断線して停電や漏電、また、感電のおそれがあります。 バインド線の外れ、碍子の脱落、樹木の接近等は、事故に至る前に早めに改修しましょう。 消火栓ポンプや非常用予備発電装置等の常時起動させないポンプやその配管には、凍結を防止するための保温ヒーターが設置されています。 保温ヒーターのスイッチが入っているか、ヒーターが作動しているか確認しましょう。2 電線が垂れ下がっていたり、樹木に接近したりしていませんか?保温ヒーター冬場に備えた巡視点検のポイント

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