電気と保安 2015年 秋季号 Vol.263 東北電気保安協会
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─温泉の主な特徴や効能などを紹介してください。 日帰り入浴のお客さまは地元の方が多いです。毎日いらっしゃる常連の方々は顔なじみになります。そういう方々にご利用いただけるのはうれしいですね。ご宿泊に関しては客室数19室で、和室18室とツインの洋室が1室、大・中・小の宴会場と100名収容の会議室などもあります。秋田温泉プラザは住宅街にありますが、初めての方は「こんなところに良い温泉があったんだ。」というお声をいただきます。 温泉は「美人の湯」ということで評判をいただいています。ここの源泉名は「秋田温泉元湯」という名前です。泉温は39.4度で泉質は塩化物泉です。以前は塩化物炭酸水素塩泉だったのですが、10年ごとの温泉分析により、昨年調べたところ、成分の変化によってナトリウム塩化物泉になっていました。pHが8.5のアルカリ性の温泉で、ちょっとトロッとして無色透明で、非常に肌触りが柔らかいお湯です。 効能としてはまずは美肌効果です。あとは神経痛や慢性婦人病、慢性皮膚病にも良いようです。よく温まり、湯冷めもしないお湯ですね。 その日のお客さまの入り具合や外気温によっても温度調整が必要となってきますので、皆さまが快適に利用できるような温度に保つのが裏方の仕事です。有限会社秋田温泉ホテル会長松田 幸男さま有限会社秋田温泉ホテル支配人遠田 貴之さま今季号のお客さまについて教えてください。秋田温泉プラザさま外観秋田市内を流れる旭川沿いの地に、「美人の湯」として知られた「秋田温泉プラザ」さまがあります。こころのこもった接客で、心もからだもあたたまる身近な温泉として、地元の多くの人に親しまれてきました。本日は、有限会社秋田温泉ホテルの松田幸男会長と遠田貴之支配人をお訪ねし、弊協会秋田事業所長保科進一がお話をうかがいました。 この辺一帯は、昔、八橋油田地帯の一角でした。温泉の始まりは、昭和3年に石油の井戸を掘削したところ、お湯が出たのが始まりだったようです。 会社設立は昭和35年です。当時の名前が「旭川温泉ホテル」でした。昭和45年に「秋田温泉ホテル」に改称し、別館を増築。さらに10年後に離れを増築し、昭和63年に大浴場をリニューアルしました。当時秋田市内では初めて、大風呂・露天風呂・ジェットバス・打たせ湯など10種類もの温泉が楽しめる温泉として評判となりました。 平成2年になって「秋田温泉プラザ」に改称しましたが会社名は今でも「有限会社秋田温泉ホテル」となります。 平成9年に新館をリニューアル、平成12年には大浴場を再度リニューアルして現在に至ります。東北電気保安協会秋田事業所長保科 進一触りが柔らかい美人の湯秋田県秋田市 秋田温泉プラザ さまんなに親しまれる温泉として─ 秋田温泉ホテルさまの創業の経緯とその後の沿革み肌2

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