電気と保安 2015年 秋季号 Vol.263 東北電気保安協会
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1 電気設備の安全対策緊急電話連絡系統図16●キュービクルや高圧機器が確実に固定されていないと、大きな地震が発生した場合破損や停電事故につながるおそれがありますので、確実に固定しましょう。また、キュービクルなど受電設備の周囲に物を置いていると、それが散乱し復旧に手間取った事例があります。受電設備の周りには物を置かないようにしましょう。●台風時には、キュービクルなどの受電設備に雨水が入ると大きな事故や故障の原因となります。小動物侵入防止と併せて、隙間など損傷箇所は、速やかに補修しておきましょう。●樹木やアンテナなどが、電柱や電線に接触したりすると危険です。あらかじめ樹木の伐採や、アンテナ、看板などの補強をしておきましょう。●非常用予備発電装置は、万が一停電した時のための装置です。日頃からのメンテナンスや、定期的なオーバーホールなどの整備をしておきましょう。●「緊急電話連絡系統図」は見やすい場所に掲示しましょう。なお、古くなった場合は新しいものをお届けいたします。点検に伺う検査員にお声がけください。●地震発生時には、ドリルやサンダーなどの移動して使う機器や電気ストーブ、アイロンなどのスイッチを切り、コンセントからプラグを抜きましょう。●地震が発生し停電になった場合でも、設備に異常がなければ、電気が送られることがあります。避難する際は、ブレーカーを切りましょう。●避難時にエレベータを使用すると、非常停止し閉じ込められるおそれがあります。エレベータの使用はやめましょう。●垂れ下がっている電線に触れると、感電のおそれがあり大変危険です。絶対に近づかないようにしましょう。弊協会は地震、雷、風水害などの自然災害時にも、組織力で「確実・迅速」に対応いたします。2 地震が発生したら災害に備え電気設備の安全対策をしましょう

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