電気と保安 2015年 夏季号 Vol.262 東北電気保安協会
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高圧受電設備の点検(変圧器の負荷電流測定)放射温度計電気使用場所の点検(放射温度計を使用しての過熱箇所確認)非常用予備発電装置の点検(冷却水の確認)12弊協会では大きく分けて保安業務、調査業務、広報業務の3つの業務を行っています。“保安業務”では、たくさんの電気を使うビルや工場等の、ご契約いただいたお客さまを定期的に訪問し点検しています。今回はそのなかでも停電を伴わない月次点検を紹介します。●柱上機器の点検 構内の電柱や架空電線等高所にある機器の点検を実施します。場所によっては双眼鏡を使用します。●高圧受電設備の点検 高圧機器の外観点検や変圧器の負荷電流の測定、漏洩電流の測定などを実施します。●電気使用場所の点検 ブレーカーや配線等の外観点検、工場等では移動機器等の使用状態も確認します。場合によっては放射温度計を使用し、過熱等が無いか確認します。●非常用予備発電装置の点検(設置のお客さま) 原動機のオイル、冷却水、燃料等が必要量あるか確認します。また、短時間(5分程度)運転し、エンジンの状態や正常に発電されているか等を確認します。 点検が終わると点検報告書(電気設備点検報告書)を作成し、お客さまにご説明のうえ提出します。報告時にご不明な点などがあればご遠慮なく検査員にご相談ください。月次点検 電気設備が運転中の状態で点検を実施します。外観点検や運転状態での測定が主となります。協会の業務紹介3

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