電気と保安 2015年 冬季号 Vol.260 東北電気保安協会
19/24

17蓄熱式暖房器は、「熱を蓄える蓄熱体(レンガ)」、「電気ヒーター」等から組立てられた構造で、深夜にレンガを温めて熱を蓄え、日中にレンガから放出される熱を利用する暖房器具です。蓄熱式暖房器の表面温度は60~70℃位になります。上に物を載せたまま放置すると、発火し火災になるおそれがあります。オフシーズンも含めて、絶対に上に物を載せないようにしましょう。洗濯物やカーテンなども同様です。設置時には本体と壁の間に、安全な間隔が確保されています。隙間に物を入れることは安全な間隔が確保されなくなり危険です。絶対にやめましょう。前面部分に引火性の物を近づけると燃える可能性があります。また、誤って身体を触れ続けるとヤケドする可能性があります。火を使う暖房器具と同様に注意して扱いましょう。電気暖房器具は、火を使っていませんが取扱い方によっては火災等の危険が潜んでいます。その一例として、今回は「蓄熱式暖房器」の使用時の注意事項について紹介します。上に物を載せないで!本体と壁の隙間に物を入れないで!前面部分に物を置かないで!「電気ストーブ」や「オイルヒーター」などの他の電気暖房機器も同様です。電気器具を使用する際は、使用上の注意事項を守り安全にお使いください。冬季の電気安全について

元のページ  ../index.html#19

このブックを見る