電気と保安 2015年 冬季号 Vol.260 東北電気保安協会
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図1 消費電力の内訳(資源エネルギー庁推計)1 室温20℃を目安にする。2 器具のフィルターを定期的に清掃する。3 窓からの冷気の流入を防止する。4 天井付近の暖気を扇風機、サーキュレーターで循環させる。5 暖房区域を区切るなど、暖房面積を小さくする。1 不要な照明は、できる限り消灯する。2 昼休み、人がいない部屋は、消灯する。1 使用しない時は主電源を切り、待機電力を削減する。2 画面の輝度を下げる。2設定温度の見直しを行う。 エレベーター 7%冷蔵庫 1%コピー機 6%プリンタ 4%FAX 1%パソコン10%オフィスビルのピーク時の消費電力(例)(暖房は、主としてエアコンなどの電気を使用する場合)その他10%空調28%照明33%OA機器 5%冷蔵庫 4%ショーケース 8%卸・小売り店のピーク時の消費電力(例)その他16%空調31%照明36%14東北地方は、冷暖房利用などにより、電力使用のピークとなる時期は夏季と冬季の二つになる特徴があります。夏季のピークは14時頃ですが、冬季のピークは、朝・夕を中心に長時間となる傾向があります。政府は、10月31日、「2014年度冬季の電力需給対策について」を決定し、政府自ら率先し、省エネルギー・節電に取組むとともに、事業者及び家庭等において、無理のない範囲で省エネルギー・節電に取組むよう呼びかけを行っています。そこで今回は、身近にできる省エネルギー・節電対策の一例をご紹介します。ちなみに冬季におけるオフィスビルと卸・小売り店(百貨店、ドラッグストアなど)の消費電力の内訳は図1のとおりです。すればよいのか、結果としてどれだけ節電できたのかなどが分かります。高圧受電されているお客さまは、デマンド監視装置を取付けることで電力使用量を数値化、グラフ化でき、電気の見える化となります。弊協会では、デマンド監視業務として、デマンド監視装置をレンタルにて、お手頃な価格で提供しています。併せて、お客さまと一緒に省エネルギー・節電方法を考え、アドバイスを行っていますので、最寄りの事業所又は担当検査員にお問い合わせください。対象機器エアコン照明パソコン冷凍・冷蔵ショーケース1ショーケースの吸込み口と吸出し口には商品を置かないようにする。対策例冬季の省エネルギー・節電対策例省エネルギー・節電の取組みは、地球温暖化の防止や省マネーに繋がり、地球やお財布に優しくなります。電気の見える化(デマンド監視装置)で省エネルギー・節電省エネを実践するためには、電力使用量の把握が必要です。現在と過去の使用量を比較することで、何を冬季の省エネルギーについて2

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