電気と保安 2014年 秋季号 Vol.259 東北電気保安協会
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100%未満はオレンジ色②目標年2010年度省エネルギーラベル表示例③省エネ基準達成率 120%④年間消費電力量 345kWh/年11家電製品の省エネ効果例比較年冷房能力2.8kW(8~12畳用)約20%冷房能力4.0kW(11~17畳用)約20%約40%300ℓ~400ℓ400ℓ~450ℓ約65%2003年と2013年2003年と2013年2007年と2013年旧32型(プラズマ型と液晶型の平均値)と32型液晶テレビ蛍光灯照明器具とLED照明器具約50%一般電球とLED電球約80%約45%瞬間式貯湯式約40%タイプ別に比較2002年と2012年※トップランナー方式とは省エネ対策の内、①同じ種類の商品で、最も省エネ性能が優れている機器のレベルを基に、②今後の技術開発による性能向上を想定した上で、③目標となる省エネ基準を定める方式。※一般財団法人家電製品協会の資料をもとに弊協会で作成。※省エネ効果(削減率)は、メーカー、型式により異なります。①省エネ性マーク100%以上達成は緑色電気料金の値上げや消費税率の引上げもあり、ますます省エネに対する意識が高くなっています。そうしたことから、今回は最近の家電製品の省エネルギー性能と、その背景について紹介します。トップランナー対象機器のうち、特に一般消費者の利用が多い家庭用機器を中心に18品目が表示対象となっています。省エネ法で定めた省エネルギー基準の達成度合いを示す①「省エネ性マーク」、②「目標年度」、③「省エネルギー基準達成率」および④「年間消費電力量」の4情報を表示し、省エネルギーラベル内やカタログ紙面、製品本体、包装などに表示されています。機器名エアコン電気冷蔵庫テレビ照明器具電気便座タイプ等省エネ効果(削減率)約60%1 最近の家電製品の省エネルギー性能省エネ効果は10年くらい前の製品と比較してエアコンは約20%、電気冷蔵庫は約40%向上しています。これは省エネルギーをより推進するための「トップランナー方式※による省エネ基準」が導入されたことが影響しています。代表的な家電製品について、次の表に効果例を紹介します。2 省エネルギー性能向上の背景これらの家電製品の省エネルギー性能が向上したのは、トップランナー対象機器に選定されることと併せ、次のような省エネルギーラベリング制度が大きく貢献しています。なおそのラベルは、製品本体またはその周辺に表示されています。(1)省エネルギーラベリング制度「●」最新の家電製品の省エネルギー性能のご紹介3

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