電気と保安 2014年 春季号 Vol.257 東北電気保安協会
20/24

絶縁抵抗測定作業旧平山家住宅 外観コンセント取付け直し18五所川原事業所は、「平成25年度お客さま感謝月間S・S・J運動」の社会貢献地域活動の一環として、五所川原市内にある「旧平山家住宅」の電気設備安全診断を実施しました。代々津軽藩広田組代官所の手代を務めた平山家の住居として造られた「旧平山家住宅」は当地方では、最も古い住居と言われ、廃藩当時は大庄屋でもありました。建築年代については、平山家の家記「平山日記」によって、明和6年(1769年)に再建したものであることがわかっています。このことから、この建物はすでに200年以上を経過した歴史ある建造物ということになります。昭和53年1月21日に、主屋と表門が国の重要文化財に指定されており、平山家で使われていた生活用具、江戸時代の古文書、五所川原事業所平山家一族の文芸評論家・板垣直子の資料が展示されています。この施設を管理している五所川原市教育委員会のご担当者さまは、冬期間は休館で無人になるため特に防火への意識を強くお持ちのようでした。そのため今回はトラッキング現象による火災の発生を防止するため、コンセントとプラグの汚れや埃を重点的に清掃しました。また、絶縁抵抗測定で電路の絶縁状態の確認と、照明器具やコンセントの脱落・破損などを点検し、取付け不良箇所は手直しを行いました。作業終了後には、この日立会いしていただいたご担当者さまから感謝のお言葉をいただきました。国の重要文化財「旧平山家住宅」電気設備の安全診断

元のページ  ../index.html#20

このブックを見る