電気と保安 2014年 冬季号 Vol.256 東北電気保安協会
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❷高圧充電部に絶縁バリアや防護カバーを取付けましょう。2 電気室・キュービクルの隙間から小動物が侵入したことによる波及事故事例4 電気室入口扉が完全に閉まらない状態のままになっていたため、隙間からハクビシンが侵入し、高圧機器に触れ短絡が発生し、波及事故に至った。(平成24年)事例5 キュービクルの基礎部隙間から蛇が侵入し、高圧機器に触れ地絡が発生し、波及事故に至った。(平成24年)13一般社団法人「日本電機工業会」発行の「汎用高圧機器の更新推奨時期に関する調査」より抜粋屋外用10年、屋内用15年、地絡継電器付開閉器の制御装置10年機  種更新推奨時期15年20年15年15年20年15年故に至った。(平成19年)事例2 電気室内に設置の高圧ガス開閉器の内部絶縁物が経年劣化により破損したため、地絡が発生し、波及事故に至った。(平成22年)事例3 構内第一柱(引込柱)に設置の高圧気中開閉器が、経年劣化による腐食で外箱に穴が開き、雪が浸入したことで絶縁破壊し、波及事故に至った。(平成24年)高圧交流負荷開閉器避雷器交流遮断器計器用変成器保護継電器高圧配電用変圧器高圧進相コンデンサルによる防護をしましょう。 再発防止対策❶古い電気設備は、早めに取替えましょう。❷電気機器は、計画的に取替えましょう。【参考】主な機器の更新をお奨めする目安 再発防止対策❶ 小動物が侵入するおそれがある穴や隙間は、シール材などによる閉塞処置や、パンチングメタ過去の事故事例1 高圧機器の経年劣化による波及事故事例1 屋内キュービクル内に設置の計器用変圧器が、経年劣化で絶縁破壊したことにより波及事電気設備事故の再発防止のために

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